かんばんは情報伝達媒体です
リーン生産方式、かんばん方式、SPD方式などで使用されている紙媒体帳票。毎日大量の紙媒体が発行され使い捨てされています。 トヨタ生産方式で使われるかんばんは、現物の情報とともに前工程、後工程の情報も持った情報伝達媒体です。日常の運用で「紙」の特性により作業の効率・品質に支障をきたしていませんか? また業務のDX化を遅らせる原因になっていませんか?
着眼点(現実の把握)
①薄くて(150μ)2 枚重なる
➡欠品要因発生 特に冬場は静電気による複数枚吸着の発生頻度が大
②角がとがっている
➡折れる可能性あり=後工程での読み取りに支障をきたす
③表面のみの印刷 =裏面の有用性に気づかない =総利用面積が半減
④バーコード、二次元コードの表示面積は可視情報面積を減らす
▶収容データ量を多く取ると・・ 読み取り時間が長くなる、読みにくくなる ➡補正機能を増やすとさらに悪化
▶シンボルを大きくすると・ 可視表示面積が小さくなる
⑤小さな文字で多くの情報を表示するため視認性と作業性を悪化させる
⑥運用中の汚れによる難
➡読み取り不能や補正率拡大による読み取り作業時間の増加につながる
問題点
●開発専門職(SE/ プログラマーなど)現場経験がなく、媒体運用上の有利・不利を考慮しにくい人々に、内容定義(可視情報の表示仕様、シンボルへの格納データ仕様)をまかせている
●用紙選択の配慮不足が運用上の不適切(作業能率低下)を発生させ運用工夫では対処不能になっている
➡システムのブラック BOX 化が原因=みえる化の軽視
●e-かんばんはロール紙を採用しており、用紙のプリント後カッティングユニットで切断
➡発行速度が大幅に遅くなる
※ロータリーカッターは装置価格が高価+カッティングユニットのメンテナンス・故障支援が必要
➡カールした用紙は取り扱いの手間が増加する 媒体ハンドリング工数(時間)大となる
●光学系シンボルを利用している
➡片手にハンディターミナル、片手にかんばん(現品票)を持ち 読み取り作業をするため、荷役作業が同時にできない
●現品票などをA4薄紙に印刷し、ハサミやカッターを使って手で切り分けている
※マイクロミシンであっても人手は必要
➡作成コスト大、自動読み取りの際に用紙詰まりが発生
A4用紙で作成すると断裁が必要となり人手のコストは用紙コストを上回る
これは何十万人の物流・生産人員に対する、作業効率と作業品質向上への配慮不足となるのでしょうか
ロール紙の素晴らしい利点!!
●送り寸法が自由になる為、用紙幅は同一でも用紙高(長さ)が変えられるので、INDEX 用紙や集約表の SET 発券が可能
インクもトナーも消耗品は不要 でも・・
●感熱用紙の原価に含まれるので、結局インク・トナー代が掛かっているのと同様
●消耗品発注工数が少ないのは利点
A4コピー用紙は使いやすいのか?
●汎用レーザープリンタ・インクジェットプリンタの中にはハードウェアは安価なものもあるが、トナー・インクなどサプライ品は高価。
毎日大量に発行する帳票の作成コスト認識も必要。
●「用紙規格は上質70Kg以上」とあるのに、コピー用紙(55Kg=薄紙)を使用していませんか?薄紙はハンドリング性が悪く、読み取り機(スタックリーダー)の紙詰まりの原因となる。
発行→運用→廃棄→環境問題への配慮不足
●感熱薬剤塗布の為に紙の通常再生ルートに乗らず、分別した上に費用負担の大きい特殊再生ルートを持つ必要がある
●中には感熱紙と一般紙と分別せずに捨てている企業もあるのでは ➡再生可能紙を焼却処分に道連れする
媒体の改善ー新世代媒体のご提案
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